機関誌

意外と知らない?処方せんの使用期限

機関誌2021年03月29日

皆さんは、処方せんに使用期限があることをご存知でしょうか?

「忙しくて処方せんを薬局に持っていけなかった」
「まだ手持ちの薬があったから処方せんを持っていくのは無くなるころでいいかと思って」
「処方せんをもらったことを忘れていた」

薬局の受付をしていて、使用期限が切れた処方せんを持ってこられた時によく耳にする言葉です。処方せんの使用期限は、特別な事情があり医師からの指示がない限り、発行された日を含めて4日以内となります。
期限を過ぎてしまった処方せんは「無効」となってしまい、薬局でお薬をお渡しする事ができません。

そのため、医療機関へ再受診し処方せんを再発行してもらう必要があります。この場合保険は適用されず自費での支払いとなってしまいますので、処方せんの期限が切れないうちに薬局に処方せんを持っていきましょう。

気を付けていただきたいところは、この4日以内というのは、土日や祝日が入っても考慮されない点です。
月曜日が祝日で連休になってしまったり、ゴールデンウィークなどの長期休みがあるときは、特に処方せんの期限切れには気を付けてください。

★処方せんの期限を切らさないための対策★

1.とりあえず薬局で処方せんの受付だけ済ませる
処方せんの原本を薬局に渡して受付だけ済ませておけば、お薬の受け取りは後日でも構いません。
4日以内という処方せんの期限は受付を済ませれば問題ありませんが、やはりお薬の受け取りは早めを
お勧めいたします。

2.医師に処方せん期限の延長を事前に相談しておく
どうしても4日以内に薬局に処方せんを持っていくことが難しいなどの特別な事情がある場合には、受診した際に、医師に事前に処方せんの期限を延長してもらえないか話しておきましょう。
医師の判断によっては、あらかじめ期限を延長してもらえる可能性があります。

3.事前に処方せんの内容を薬局に送る
FAXを利用して先に処方せんの内容を薬局に送ったり、薬局によっては処方せん送信アプリなどに
対応しているところもあるので、処方せんを撮影して内容を先に送っておくという方法があります。
事前に処方せんの内容を送っておくことによって、都合の良い時間に薬局に行き、待ち時間が少なく
お薬を受け取ることができます。
※但し、処方せんの原本を期限の4日以内には薬局に持参しなければなりません。

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処方せんは、医師が診察をした時点でのその人の症状を考慮して、適切なお薬を処方してくれています。
処方せんの期限の4日以内というのは、とても大事な意味があります。
診察を受けて処方せんを受け取ったら、早めに薬局に行きお薬を受け取って正しく服用することが大切です。